信頼村
のぶよりむら
[現在地名]西伯町下中谷
賀祥村の南、法勝寺川上流域に位置し、同川支流入蔵川(入蔵谷)の分岐点にあたる。法勝寺往来が縦断し、天保一二年(一八四一)の田畑地続全図(西伯町誌)によれば、賀祥村から南下する同往来は、当地で法勝寺川西岸から東岸に渡っていた。東は江原村、南は定常村、南西は入蔵村。古くは信寄と記した(正保国絵図など)。尼子氏の遺臣が開発した地との伝承があり、「伯耆志」は村名をこの開発者の名によるものかとする。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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