日本歴史地名大系 「西伯町」の解説 西伯町さいはくちよう 鳥取県:西伯郡西伯町面積:八三・〇八平方キロ西伯郡の南西端に位置し、東は会見(あいみ)町・日野郡溝口(みぞくち)町、南は同郡の日野町・日南(にちなん)町、西は島根県能義(のぎ)郡伯太(はくた)町、北は米子市に接する。南部は花崗岩からなる鎌倉(かまくら)山(七三〇・九メートル)を最高峰とする山岳丘陵地帯、北部は第三紀層の火成岩類からなる丘陵地帯が続く。中央部を法勝寺(ほつしようじ)川が北流して細長い沖積地を形成し、同川には右岸で東長田(ひがしながた)川、左岸で山田谷(やまだだに)川・絹屋(きぬや)川などが注ぐ。法勝寺川に沿って国道一八〇号が南北に貫き、同国道から法勝寺で県道西伯―伯太線、落合(おちあい)で主要地方道西伯―根雨(ねう)線が分岐し、また西伯―根雨線からは福頼(ふくより)で県道福頼―市山(いちやま)―伯耆大山停車場線などが分岐して主要道路網を形成している。縄文・弥生時代の遺跡は比較的少ないが、古墳時代に入ると四〇〇基以上を数えうる県下でも有数の古墳密集地域となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報