修め理職(読み)おさめつくるつかさ

精選版 日本国語大辞典 「修め理職」の意味・読み・例文・類語

おさめつくる‐つかさをさめつくる‥【修理職・修理大夫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令外の官。弘仁九年(八一八)七月に設置され、宮中修理のことをつかさどった。職員に大夫、亮、大・少進、大・少属などがある。修理職(しゅりしき)
    1. [初出の実例]「職 職員令云〈略〉修理職〈乎佐女豆久留豆加佐〉」(出典:二十巻本和名抄(934頃)五)
  3. ( 修理大夫 ) 修理職(しゅりしき)長官。従四位下相当。修理大夫(しゅりのだいぶ)
    1. [初出の実例]「修理大夫訓読如何〈略〉見資仲抄也、仍召之云、修理大夫(ヲサメツクルツカサ)藤原朝臣」(出典玉葉和歌集‐嘉応元年(1169)正月七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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