故事成語を知る辞典 「俯仰天地に慚じず」の解説 俯仰天地に慚じず 自分の行動に少しもやましいところがないことのたとえ。 [使用例] 私は当時「正直」の二字を理想として、俯仰天地に愧じざる生活をしたいという考えを有もっていた[二葉亭四迷*予が半生の懺悔|1908] [由来] 「孟子―尽心・上」に出て来る、孟子が述べた三つの楽しみのうちの一つ。「仰いで天に愧じず、俯ふして人に怍はじざるは、二に楽らくなり(上を向いて天の神に対しても、下を向いて地の神に対しても、なんら恥じるところがないというのが、二つ目の楽しみだ)」とあります。ちなみに、一つ目の楽しみは、両親と兄弟がそろって元気でいること。三つ目の楽しみは、世の中の英才を教育することだそうです。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by