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俳諧十論 はいかいじゅうろん

世界大百科事典 第2版の解説

はいかいじゅうろん【俳諧十論】

俳諧論書。支考著。1719年(享保4)刊。自序などに1691年(元禄4)に成立していたように書かれているのは虚構であろう。内容は,俳諧の伝,俳諧の道,俳諧の徳,虚実の論,姿情の論,俳諧地,修行地,言行論,変化の論,法式の論の10項目について説いたものであり,芭蕉の言説などをもとに自己の解釈を加えて独自の俳論を組み立てている。支考の俳論書の中でも最も体系化されている。支考はさらに,《十論為弁抄》を刊行,越人の論駁書《不猫蛇(ふみようじや)》が書かれたりしたが,後世への影響は大きく,《俳諧非十論》などの難書や《俳諧十論衆議》《俳諧十論発蒙》などの注釈書が書かれた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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