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俳諧賭博 はいかいとばく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

俳諧賭博
はいかいとばく

江戸時代に俳諧を利用して行われた賭博。元禄初年の頃から盛んになった前句付には,褒美としてふきんや器具を出していたが,宝永年間 (1704~11) から江戸を中心に盛行した三笠付になると,純然たる賭博になった。5・7・5のうち最初の5文字を宗匠が問題として出し,これに7・5をつけて1句を完成するのが笠付。この問題を3句一度に出し,それぞれに7・5をつけて3句一組の高点を競うのが三笠付であるが,正徳年間 (11~16) には題1つに対し 21句をつけて,1通は点者が点を賭けて封をし,他の1通を人々に見せて各自に3句を選ばせ,点者のと一致した句数を競い,的中者には賞金を出した。さらにのちには単に数字の組合せを当てる形式まで生れ,射幸心をあおり,弊害がはなはだしく,そのために身を滅ぼす者まで出た。そのため享保年間 (16~36) にいたって禁止され,関係者は遠島,家財没収,非人手下 (ひにんてか) とするなどの行刑条例が出されたが,なお跡を絶たなかった。

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