倉人(読み)くらひと

精選版 日本国語大辞典 「倉人」の意味・読み・例文・類語

くら‐ひと【倉人・蔵人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 官倉出納を担当する人。古代の姓(かばね)一つ
    1. [初出の実例]「伝誦之人越中大目高安倉人種麻呂是也」(出典:万葉集(8C後)一九・四二四七・左注)
  3. くろうど(蔵人)
    1. [初出の実例]「大蔵卿、くらひと仕うまつる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の倉人の言及

【蔵人】より

…蔵の出納・管理を職掌とする下級官人。〈倉人〉とも書く。奈良時代の造東大寺司に置かれ,史生・案主等の下位に位置付けられた。…

※「倉人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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