倉郷(読み)かりくらごう

日本歴史地名大系 「倉郷」の解説

倉郷
かりくらごう

和名抄」所載の郷。同書高山寺本・東急本・元和古活字本に倉とみえるが、名博本は樢倉とする。諸本ともに訓を欠くが、「類聚名義抄」に「訓加利」とあるので、カリクラとよむべきだろう。はおそらく(カリ)と同じで、「和名抄」は衣=狩衣とする(装束部衣服類)。「日本地理志料」は柏倉郷の誤りとして現深谷市の藤沢ふじさわ地区一帯とするが正しくない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android