旺文社世界史事典 三訂版 「偉大な社会計画」の解説
偉大な社会計画
いだいなしゃかいけいかく
ケネディの暗殺によって大統領に昇格したジョンソンは,1964年の選挙の際に彼の改革構想を「偉大な社会」と名付けた。彼はアメリカから差別と貧困をなくすと唱え,ケネディ以来の公民権法を成立させた。また貧困との戦争を宣言し,教育と職業訓練を中心とした政策の実行を開始した。好景気も追い風となり,社会福祉予算は増加し続け,貧困人口は減少したが,ヴェトナム戦争への積極的介入が始まり,失敗に終わった。
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