偏ほ(読み)かたほ

精選版 日本国語大辞典 「偏ほ」の意味・読み・例文・類語

かた‐ほ【偏・片秀】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 物事が不完全であること。十分でないこと。未熟であること。また、そのさま。⇔真秀(まほ)
    1. [初出の実例]「なに人ならん、なにかはまた、かたほならんことよりは、げにときこえて」(出典:枕草子(10C終)三五)
    2. 「など、帝の御子ならんからに、見ん人さへ、かたほならず、ものほめがちなる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
  3. 容貌が悪いこと。不器量であること。また、そのさま。特に、女性に多く用いられる。
    1. [初出の実例]「かたほにもおはせましかば、あたらしう、惜しきかたの思ひは、薄くやあらまし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)椎本)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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