最新 地学事典 「側頭窓」の解説
そくとうそう
側頭窓
temporal fossa
頭骨の眼の後側方に位置する開孔部のこと。側頭窓の形成は顎筋の拡張や頭骨の重量の軽減に役立つ。爬虫類は,側頭窓の位置関係や有無により,1)無弓類(側頭窓がない;カプトリヌス目・メソサウルス目・カメ目),2)単弓類(下側頭窓が一つある;盤竜目・獣弓目),3)双弓類(側頭窓が上下2対ある;ムカシトカゲ目やトカゲ目などを含む鱗竜下綱と,槽歯目・鰐目・翼竜目・竜盤目・鳥盤目などを含む主竜下綱に大別)の3亜綱に区分される。海生爬虫類の魚竜目・鰭竜目や板歯目では上側頭窓しかないが,これは祖先型の下側頭窓が消失した結果と考えられ,これら3目は双弓類の鱗竜下綱に分類されるようになった。側頭窓は二次的に消失したり,また収斂
執筆者:平山 廉
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

