偽系図(読み)ぎけいず

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「偽系図」の意味・わかりやすい解説

偽系図
ぎけいず

その家系を権威づけ,あるいは飾るために偽作された系図。鎌倉時代の武家には,一族祖先古代にまでさかのぼらせる意識はまだなかったようだが,15世紀半ばころになると系図の売買が横行し,近世に入ると,系図作りという者が出てきて盛んに偽系図が作られた。徳川氏の系図にしても 1465年よりさかのぼることはできず,一部の貴族を除いては,武家豪族であっても南北朝時代以降2世紀間は空白であった。江戸時代後期には,系図を作ることが町や村の上層の家でも活発に行なわれ,その大多数は,ある時期まで既成公家や武家の系図を利用して作られた。現代ではルーツ探しがブームになり,同姓会が結成されたり,系図作りが行なわれたりしているが,真に学問的なものにしていくには,多くの未解決の課題が残っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一月五日ごろから二月二、三日ごろの、小寒、大寒合わせた約三〇日間。寒中(かんちゅう)。《 季語・冬 》[初出の実例]「寒(カン)の中 薬喰 声つかふ 酒作 紅粉(べに) 門垢離(かどごり)」(出典:俳...

寒の内の用語解説を読む