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偽系図 ぎけいず

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

偽系図
ぎけいず

その家系を権威づけ,あるいは飾るために偽作された系図。鎌倉時代の武家には,一族の祖先を古代にまでさかのぼらせる意識はまだなかったようだが,15世紀半ばころになると系図の売買が横行し,近世に入ると,系図作りという者が出てきて盛んに偽系図が作られた。徳川氏の系図にしても 1465年よりさかのぼることはできず,一部の貴族を除いては,武家豪族であっても南北朝時代以降2世紀間は空白であった。江戸時代後期には,系図を作ることが町や村の上層の家でも活発に行なわれ,その大多数は,ある時期まで既成の公家や武家の系図を利用して作られた。現代ではルーツ探しがブームになり,同姓会が結成されたり,系図作りが行なわれたりしているが,真に学問的なものにしていくには,多くの未解決の課題が残っている。

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