催し勢(読み)モヨオシゼイ

デジタル大辞泉 「催し勢」の意味・読み・例文・類語

もよおし‐ぜい〔もよほし‐〕【催し勢】

かり集められた軍勢
「国々の―なんどを向けてはかなふべきとも覚えず」〈太平記・二六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「催し勢」の意味・読み・例文・類語

もよおし‐ぜいもよほし‥【催勢】

  1. 〘 名詞 〙 かり集められた軍勢。催促に応じて集まった軍勢。
    1. [初出の実例]「諸国の催(モヨフ)し勢、路次の軍に降人に出たりつる坂東勢」(出典:太平記(14C後)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android