催し勢(読み)モヨオシゼイ

デジタル大辞泉 「催し勢」の意味・読み・例文・類語

もよおし‐ぜい〔もよほし‐〕【催し勢】

かり集められた軍勢
「国々の―なんどを向けてはかなふべきとも覚えず」〈太平記・二六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「催し勢」の意味・読み・例文・類語

もよおし‐ぜいもよほし‥【催勢】

  1. 〘 名詞 〙 かり集められた軍勢。催促に応じて集まった軍勢。
    1. [初出の実例]「諸国の催(モヨフ)し勢、路次の軍に降人に出たりつる坂東勢」(出典:太平記(14C後)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android