催馬楽譜(読み)さいばらふ

精選版 日本国語大辞典 「催馬楽譜」の意味・読み・例文・類語

さいばら‐ふ【催馬楽譜】

  1. 〘 名詞 〙 雅楽の声楽催馬楽の楽譜。最初の著者は左大臣源雅信という。平安時代の催馬楽譜としては「(天治本)催馬楽抄」と「(鍋島家本)催馬楽」が現存する。その書式は、歌詞を万葉仮名で書き、声をのばす所には「引」の字を、歌の母音を継いでのばす所には、その母音を書き加え、大きい拍子の所に「百」の字を、句の切れ目に横棒(━)を、それぞれ朱書するもの。近世の譜は、歌詞を片仮名で書き、声の起伏(旋律)を歌詞の左に線で示し、こまかな拍子をで、大きい拍子を「百」で、音階を宮・商・角・徴・羽で示す。ほかに楽器奏者用として、楽器の指孔などを加えたものがある。

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