傾圧不安定(読み)けいあつふあんてい

最新 地学事典 「傾圧不安定」の解説

けいあつふあんてい
傾圧不安定

baroclinic instability

大気中で傾圧性が高まると,それを解消するように生じる不安定のこと。傾圧性は密度勾配と気圧勾配の外積で定義されるソレノイド定量化される。密度勾配が気圧勾配と平行な大気は順圧大気と呼ばれ,ソレノイドは0となる。ソレノイドが存在する傾圧大気では,密度勾配から気圧勾配に向かう方向循環が強化される。北半球の中緯度大気では気圧勾配は南,密度勾配は北を向くことから傾圧不安定による渦が発生し,これが温帯低気圧成因となる。この南北混合により傾圧性(南北の温度傾度)が解消される。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 田中

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む