ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「像面の曲り」の意味・わかりやすい解説 像面の曲りぞうめんのまがりcurvature of image field ザイデルの五収差の1つ。この収差は非点収差と密接な関係をもつ。光軸外の物点の像は非点収差のため主光線上の異なる位置に互いに垂直な線状の像を結ぶ (焦線) 。物点が光軸に垂直な面上を動くとき,この2つの焦線の軌跡がつくる面は光軸上で互いに接する2枚の曲面となる。非点収差を除いて2つの像面を一致させたアナスチグマチックな系でもこの曲りの欠陥は残るが,さらにこの収差をも除いた系をアナスチグマートと呼ぶ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by