僭擬(読み)せんぎ

精選版 日本国語大辞典 「僭擬」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぎ【僭擬・僭儗】

  1. 〘 名詞 〙 分を越えて、上位の人のまねをすること。身分不相応のぜいたくをすること。
    1. [初出の実例]「大妓之飾は、迥かに命婦孺人(〈注〉をくさまがた)之上に出づ。小妓も亦大妓に僭擬す」(出典:柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉初)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐温造伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「僭擬」の読み・字形・画数・意味

【僭擬】せんぎ

天子のまねをする。〔晋書、宣帝紀〕(嘉平元年)今大將軍(曹)爽、命を背し、國典を敗亂す。は則ち僭擬し、外は威を專らにす。

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