優劣の法則(読み)ユウレツノホウソク(その他表記)law of dominance

デジタル大辞泉 「優劣の法則」の意味・読み・例文・類語

ゆうれつ‐の‐ほうそく〔イウレツ‐ハフソク〕【優劣の法則】

顕性の法則」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の優劣の法則の言及

【遺伝】より

…赤い花をつける植物と白い花をつける植物を交配してつくったヘテロ接合体が桃色の花をつけることがよくあるが,これは不完全優性の1例である。G.J.メンデルはエンドウの実験から,ヘテロ接合体では二つの対立遺伝子のうち優性遺伝子の形質だけが現れることを明らかにし,これが後に優性の法則(または優劣の法則)とよばれるようになった。しかし,この法則が単純に適用できるのは対立遺伝子にみられる3種の相互関係のうち優劣性の関係があるときだけである。…

【遺伝子型】より

…例えば1対の対立遺伝子によって支配されている対立形質に注目し,それぞれの対立形質について純系の親を考えてみる。かりに片方の親の遺伝子型をAA,他方をaaと表すことにする(Aはaに対して優性)と,この両親を交雑した場合,雑種第1代の遺伝子型はAaとなるが,この世代のすべての個体は優性遺伝子Aの表現型を示す(メンデルの優劣の法則)。雑種第1代の配偶子形成においてAとaは機会的に1:1の比に分離する(分離の法則)ので,雑種第1代どうしの交雑によって生じる雑種第2代では,AA,Aa,aaという遺伝子型をもった個体が1:2:1の割合で生じるが,表現型ではふつう優性:劣性が3:1の比で現れる。…

※「優劣の法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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