優波尼沙陀(読み)うぱにしゃだ

精選版 日本国語大辞典 「優波尼沙陀」の意味・読み・例文・類語

うぱに‐しゃだ【優波尼沙陀】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] upaniṣadam の音訳 ) 仏語。数の上での極小、すなわち、これ以上小さくならない極限。因(いん)。鄔波尼殺曇(うぱにせつどん)。優波尼商(うぱにしょう)
    1. [初出の実例]「宝積経云、仮使十方無量無辺一切世界所有衆生、皆悉成就繋属一生補処菩薩之智、欲如来十力之一処非処智、百千万分不其一。乃至烏波尼沙陀分不其一」(出典往生要集(984‐985)大文五)
    2. [その他の文献]〔玄応音義‐二一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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