元結扱(読み)もといこき

精選版 日本国語大辞典 「元結扱」の意味・読み・例文・類語

もとい‐こきもとひ‥【元結扱】

  1. 〘 名詞 〙 「もとゆいこき元結扱)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「薹にたちたるからし菜の味 春の日を十里はありく鬠(モトイ)こき〈其角〉」(出典:俳諧・句兄弟(1694)中)

もとゆい‐こきもとゆひ‥【元結扱】

  1. 〘 名詞 〙 元結をつくる職人。もといこき。
    1. [初出の実例]「元結扱(モトユヒコ)きの市助は、おれが乳母の子だから」(出典:歌舞伎・名誉仁政録(1852)七幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android