元銀(読み)モトギン

デジタル大辞泉 「元銀」の意味・読み・例文・類語

もと‐ぎん【元銀】

元金もときん1」に同じ。
商売作法で、―に十倍増しても」〈浄・傾城酒呑童子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「元銀」の意味・読み・例文・類語

もと‐ぎん【元銀】

  1. 〘 名詞 〙もときん(元金)
    1. [初出の実例]「弐百目にたらぬ元銀(モトギン)にて、先繰に利を得て八人口を大かたにして渡世しける」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android