兄弟牆に鬩ぐ(読み)ケイテイカキニセメグ

デジタル大辞泉 「兄弟牆に鬩ぐ」の意味・読み・例文・類語

兄弟けいていかきせめ

《「詩経小雅常棣から》兄弟、または仲間どうしが内輪でけんかをする。

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精選版 日本国語大辞典 「兄弟牆に鬩ぐ」の意味・読み・例文・類語

けいてい【兄弟】 牆(かき)にせめぐ

  1. ( 「詩経‐小雅・常棣」の「兄弟鬩于牆、外禦其務」による。「せめぐ」は互いに争うの意 ) 兄弟がうちわげんかをする。仲間どうしでけんかをする。
    1. [初出の実例]「論宗旨於公庭、則雖兄弟鬩(セメク)(カキニ)之争」(出典太平記(14C後)二四)

きょうだい【兄弟】 牆(かき・うち)に鬩(せめ)

  1. けいてい(兄弟)牆に鬩ぐ
    1. [初出の実例]「且詩にもいはざるや、『兄弟牆(ウチ)に鬩(セメ)ぐとも外の侮りを禦げよ』と」(出典:読本・雨月物語(1776)白峯)

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