内輪(読み)ウチワ

デジタル大辞泉の解説

うち‐わ【内輪】

[名・形動]
外部の者を交えないこと。うちうち。身内。「内輪で祝う」
外部には知らせない内部の事情。内幕(うちまく)。うちうら。「あれで内輪はだいぶ苦しいそうだ」
控えめなこと。特に、数量や金額などを控えめにすること。また、そのさま。「予算を内輪に見積もる」
つま先を内側に向けて歩くこと。また、その足。⇔外輪
「―にチョコチョコ運ぶ足では」〈宮本貧しき人々の群

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大辞林 第三版の解説

うちわ【内輪】

家族・親戚・仲間など親しい者だけで、それ以外の者をまじえないこと。 「 -だけの集まり」
外部には知られていない内部の事情。内情。 「 -のことは話したくない」
数量など控えめにみること。 「 -に見積もっても一〇〇個は必要だ」
爪先つまさきを内側に向けること。また、その足。

ないりん【内輪】

内側の円。また、円形の内側。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

うち‐わ【内輪】

〘名〙
① 家族、仲間など密接な間柄の者どうし。身内。仲間内。内裏(うちうら)
※上杉家文書‐(享祿四年)(1531)二月二七日・大館常興尚氏書状「次堺辺者、内輪取相共以外之事候き」
※滑稽本・八笑人(1820‐49)三「内輪の茶番こそ、すこし意地悪をして」
② 他人に示さない内部の事情。内幕。
※洒落本・契情実之巻後編(1804)三「なんだかむつかしい内輪(ウチワ)だから、いい事もあるめいが」
※蛇(1911)〈森鴎外〉「その内輪(ウチワ)を新聞に書かれたくはありません」
③ (形動) 控えめなこと。さしでがましくないさま。うちば。
※人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)四「いかに謙退(ウチハ)に言はるるとて、其(そ)はまた余(あま)りに介意過(ゑんりょす)ぎたり」
④ つま先を内側に向けるさま。また、その足。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

ない‐りん【内輪】

〘名〙 円形をなしたうちがわ。うちの回り。
※幻影の盾(1905)〈夏目漱石〉「見詰めたる盾の内輪が、例の如く環(めぐ)り出す」

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