先縄文時代(読み)せんじょうもんじだい

改訂新版 世界大百科事典 「先縄文時代」の意味・わかりやすい解説

先縄文時代 (せんじょうもんじだい)

日本考古学時代名称で,縄文時代に先行する時代をいう。先土器時代無土器時代などの別称もある。しかし現在では,旧石器時代とよぶ人の方が多い。旧石器時代の語を避けて上記の名を使う根拠の一つは,旧石器文化洪積世に属する人類文化を意味するのに対して,いま日本で旧石器として扱っている石器のすべてが洪積世に属するかどうかわからないという認識による。
旧石器時代
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android