光化学平衡(読み)コウカガクヘイコウ

化学辞典 第2版 「光化学平衡」の解説

光化学平衡
コウカガクヘイコウ
photochemical equilibrium

光を照射することによってあらたに生じる化学平衡.光の吸収係数相違や光による後続反応の速度への影響などのため,正反応と逆反応の速度が,熱化学的な場合と異なるとき光化学平衡が生じる.酸-塩基平衡の場合,分子会合解離の場合,および互変異性の場合などで観測される.たとえば,2-ナフトール水溶液弱酸(pK 9.6)であるので,強酸性溶液では2-ナフトラートイオンはほとんどなくなってしまう.ところがナフトールの第一吸収帯(300~330 nm)の光の照射下では,pH 3という強い酸性溶液でもナフトラートイオンが観測できる.すなわち,2-ナフトールの励起状態では酸-塩基平衡がいちじるしく酸性側に寄っている(pK2.82).

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...

八十八夜の用語解説を読む