光学定理(読み)こうがくていり(その他表記)optical theorem

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「光学定理」の意味・わかりやすい解説

光学定理
こうがくていり
optical theorem

弾性散乱についての基本的関係式の1つ。弾性散乱散乱振幅f(θ) とするとき,θ=0 (前方散乱) の値 f(0) の虚数部は,全断面積 σTk/4π 倍 ( k入射粒子の波数) になるという定理。波の散乱と吸収との関係が,吸収のある半透明レンズの屈折率複素数として考える場合と類似することから光学定理と呼ばれる。確率保存を考えて導くことができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む