光音寺(読み)こうおんじ

日本歴史地名大系 「光音寺」の解説

光音寺
こうおんじ

[現在地名]北区光音寺町二丁目

黄雲山と号し、曹洞宗。本尊地蔵菩薩。「西春日井郡誌」によれば、矢田やだ川洪水のため押流されて今の地に移ったという。

「雑志」に、「開山東明恵日、中興伝室永勅、再中興吾有雲瑞」と記し、一説足利尊氏創建、聖一国師の開基とも伝えると記す。東明恵日は渡来僧で、鎌倉建長寺の一八世。暦応三年(一三四〇)に没している。中興は「徇行記」によれば慶長二年(一五九七)、再中興の吾有雲瑞は名古屋万松ばんしよう(現中区)の一六世で元文二年(一七三七)に没している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む