兎毫(読み)とごう

精選版 日本国語大辞典 「兎毫」の意味・読み・例文・類語

と‐ごう‥ガウ【兎毫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 兎の毛で作るところから ) 筆の異称
    1. [初出の実例]「金章紫綬、応嘉招而風来、子墨兎毫、蓄秘思霧集」(出典本朝文粋(1060頃)一一・寒花為客栽詩序〈大江匡衡〉)
    2. 「Togǒni(トガウニ) アタワズ〈訳〉これ以上書くことはない」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    3. [その他の文献]〔羅隠‐寄州薛大夫詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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