入興(読み)ジュキョウ

デジタル大辞泉 「入興」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐きょう【入興】

興に入ること。興に乗ること。ひどくおもしろがること。
「かの卿聞かれて、―せられけるとなん」〈著聞集一六

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「入興」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐きょう【入興】

〘名〙 (「じゅ」は「入」の慣用音) 興に入ること。興味をもつこと。興に乗ること。
保元(1220頃か)上「主上是を御覧じて、御入興ありけるとなり」
日葡辞書(1603‐04)「Iuqiôno(ジュキョウノ) アマリ アソビタワムルル」

にゅう‐きょう ニフ‥【入興】

〘名〙 興味をもつこと。興に乗ること。じゅきょう。
一言芳談(1297‐1350頃)下「時料断絶のよしをききて入興(ニウケウ)の色ある事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android