全国体力運動能力、運動習慣等調査(読み)ゼンコクタイリョクウンドウノウリョクウンドウシュウカントウチョウサ

デジタル大辞泉 の解説

ぜんこく‐たいりょく‐うんどうのうりょく‐うんどうしゅうかんとう‐ちょうさ〔‐ウンドウシフクワントウテウサ〕【全国体力・運動能力、運動習慣等調査】

小中学生の体力の状況を把握・分析するために文部科学省が実施する調査。全国の小学校5年生と中学校2年生が対象。握力・上体起こしなど8種目の実技調査、運動習慣・生活習慣・食習慣などに関する質問紙調査が行われる。学校における体育・健康教育の改善に役立て、子供の体力低下に歯止めをかけるのがねらい。初回の平成20年(2008)は全国の約72パーセントの小中学校が参加した。全国体力テスト。全国体力調査。
[補説]文部科学省は、昭和39年(1964)からサンプル調査による「体力・運動能力調査」を実施している。平成11年(1999)からは、対象年齢をそれまでの6~59歳から6~79歳に拡大し、テスト項目を見直した「新体力テスト」を導入。しかし、子供の体力・運動能力の低下傾向が依然として続いていることから、課題検証と改善のため、平成20年(2008)、従来の体力・運動能力調査と並行して、悉皆しっかい調査による「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を導入した。

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