全国児童養護施設協議会(読み)ぜんこくじどうようごしせつきょうぎかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「全国児童養護施設協議会」の意味・わかりやすい解説

全国児童養護施設協議会
ぜんこくじどうようごしせつきょうぎかい

児童養護事業に関して、全国的な連携を図るための組織略称、全養協。連絡・調整協議、調査・研究などを目的とし、社会福祉法人全国福祉協議会に属する。都道府県、各政令指定都市の社会福祉協議会から推薦された児童養護施設の代表者、学識経験者などが協議員を務める。事務所を東京都千代田区霞が関に置く。1947年(昭和22)に成立した児童福祉法を受け、1950年に民間組織全国養護施設協議会として発足した。

 2014年(平成26)1月には、日本テレビが放送した児童養護施設を舞台とした連続ドラマの放送内容について、児童養護施設の在所児童に自傷行為などの悪影響が出る可能性があると全養協が抗議して社会の関心を集めた。その後、番組は内容を一部変更して放送された。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android