全国戦没者追悼式(読み)ゼンコクセンボツシャツイトウシキ

デジタル大辞泉 「全国戦没者追悼式」の意味・読み・例文・類語

ぜんこくせんぼつしゃ‐ついとうしき〔‐ツイタウシキ〕【全国戦没者追悼式】

第二次大戦戦没者を追悼するために、政府主催で毎年8月15日に行われる式典

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共同通信ニュース用語解説 「全国戦没者追悼式」の解説

全国戦没者追悼式

終戦の日の8月15日、日中戦争以降の戦争による死没者310万人を追悼するため政府主催で行われる式典。天皇皇后両陛下が臨席する。厚生労働省によると、式典は1963年に日比谷公会堂で初めて開催され、64年は靖国神社で開かれた。65年以降は日本武道館で行われている。82年4月の閣議決定で毎年8月15日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とし、引き続きこの日に追悼式を開催することが決まった。式典には政府関係者や各界代表全国からの遺族代表らが参列している。

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世界大百科事典(旧版)内の全国戦没者追悼式の言及

【遺族会】より

…53年3月11日には,〈財団法人日本遺族会〉となり(初代会長は元厚生大臣橋本竜伍),全都道府県に下部組織を持つ大組織となった。また,経済要求だけではなく,56年,遺族会内部に〈靖国神社国家護持に関する小委員会〉を設置するなどして政治色を強め,59年には事務局長徳永正利(のち参議院議長)を自民党公認で参議院議員に当選させるなど本格的に政界に進出,63年8月15日には,政府主催の全国戦没者追悼式を実現させた。選挙の際には,全国的な組織力を生かして自民党候補を支援する有力な圧力集団となった。…

※「全国戦没者追悼式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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