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東京都千代田区北の丸公園にある総合武道施設および組織。財団法人。1964年のオリンピック東京大会を機に建設され,大会では柔道競技の会場となった。敷地1万0800m2,建設面積8294m2,収容人員1万5000人。法隆寺夢殿をかたどった偉容を誇る。正力松太郎の主唱により,1961年に建設が具体化した。日本人の伝統的な武道を子孫に伝え,人類の進歩に寄与することを目的とし,武道館の建設とともに,武道の普及奨励,古武道の保存,武道に関する調査研究,武道学園の設置など,柔道,剣道,弓道,相撲,空手,薙刀,合気道をはじめとする各種武道の振興のための多くの事業の計画,活動を行っている。さまざまな催し,コンサート,行事なども行われる。
執筆者:中林 信二
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1964年(昭和39)のオリンピック東京大会を機に、東京都千代田区北の丸公園地内に設立された総合武道施設および組織、財団法人。これより先1961年6月の第58回IOC総会において、東京大会に柔道が正式種目として加えられることが決定した。これを受けて国会内に、正力松太郎(しょうりきまつたろう)、木村篤太郎(とくたろう)らの発起で、武道会館建設議員連盟が結成され、超党派議員525名の賛成署名を得て、日本古来の武道を演武するにふさわしい専用会場の建設を目ざして、翌62年1月財団法人日本武道館の設立が認可された。ついで同年8月衆議院本会議において自民・社会・民社の三党共同提案による「国技の総合会館に関する決議案」が採択され、用地を皇居北の丸公園内に決定。建設費総額22億円、法隆寺の夢殿をかたどった地上42メートル、正八角形の大屋根をもつ、収容人員約1万5000の大競技場の建設が昼夜兼行で進められ、着工以来1年、64年10月3日開館式を挙行した。その後武道館は武道の大会だけでなく、各種イベントやコンサートも行われている。
[渡邉一郎]
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