最新 地学事典 「全岩アイソクロン年代」の解説
ぜんがんアイソクロンねんだい
全岩アイソクロン年代
whole-rock isochron age
全岩試料によってつくられるアイソクロン(等時線)から求められる年代のこと。この場合の全岩試料とは同位体的に閉鎖系である大きさのもので,岩質や粒度によって異なるが,通常2~3kɡの量と考えてよい。Rb-Sr法やSm-Nd法において重要で,例えば花崗岩が変成作用を受けた場合,鉱物年代が変成作用の年代を示すのに対して,全岩アイソクロンは花崗岩形成の年代を示すことがある。また全岩アイソクロンから求められる初生値は,岩石の成因などを議論する際の重要な指標である。
執筆者:柴田 賢
参照項目:アイソクロン
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

