八上奥谷村(読み)やかみおくだにむら

日本歴史地名大系 「八上奥谷村」の解説

八上奥谷村
やかみおくだにむら

[現在地名]篠山市殿町とのまち

八上下やかみしも村の南東に位置し、奥谷川が北流する。地内に八上城の切妻造屋敷門が残る。天正一五年(一五八七)の奥谷水帳写(藤井家文書)があり、田畑合せて二九五石余で、名請人四九人。慶長一三年(一六〇八)の多紀郡桑田津之国帳に「奥谷」とみえ、高二九五石。正保郷帳では「八上奥谷村」として田高二六七石余・畠高二八石余。元禄郷帳では高三〇〇石余。「丹波志」では榛原はりはら郷のうちで、高三三三石余。天明三年(一七八三)の篠山領内高並家数人数里数記では小多田組で、家数六〇・人数二六七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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