八倉村(読み)やくらむら

日本歴史地名大系 「八倉村」の解説

八倉村
やくらむら

[現在地名]伊予市八倉

現伊予市域の北東端、南部山地と平地部の境に位置し重信しげのぶ川流路に近い。西南みやした村、東と北は現伊予郡砥部とべ町、西北は現伊予郡松前まさき町に接する。口碑によると地名八倉は古代この地に浮穴うけな・伊予二郡の貢米を収納する八棟の倉庫があったのによるという。寛永一二年(一六三五)の替地以来大洲藩領。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の伊予郡の項に「八倉村 松林有」、高四〇二石七斗と記す。元文五年(一七四〇)の「大洲秘録」に村の産物は「米・大根・みかん」とあり、天保二年(一八三一)の戸数七一戸、人口二九一人(宮内家文書)である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む