八内岳(読み)はちないだけ

日本歴史地名大系 「八内岳」の解説

八内岳
はちないだけ

共和町と古平ふるびら町・仁木にき町の境にある山。標高九四三・六メートル。後志火山性台地に属する。北西岩平いわひら峠・南に木無きなし山がある。明治期には「やつない」とよばれていたが(明治八年三角術測量北海道之図、同二三年北海道実測切図二十万分一図など)、現在は「はちない」とする。堀株ほりかつぷ川支流のヤチナイ川の水源であることから、八内の漢字表記があてられたのであろう。明治二年(一八六九)八月国郡が画定された際岩内いわない余市よいち古平三郡の郡境となった山で、明治二〇年代の輯製二十万分一図に八内山とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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