八十末社(読み)ハチジュウマッシャ

デジタル大辞泉 「八十末社」の意味・読み・例文・類語

はちじゅう‐まっしゃ〔ハチジフ‐〕【八十末社】

伊勢内宮に属する80の末社
の意から、大神だいじん大尽に掛けて》大尽の取り巻き。また、多く眷属けんぞく
大酒食悦しょくえつ、おかげをかうぶる―」〈浄・淀鯉

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精選版 日本国語大辞典 「八十末社」の意味・読み・例文・類語

はちじゅう‐まっしゃハチジフ‥【八十末社】

  1. [ 1 ] 伊勢内宮に属する八〇の末社。
    1. [初出の実例]「内宮の御社八十末社」(出典:虎明本狂言・禰宜山伏(室町末‐近世初))
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( [ 一 ]の意から「大神」を「大尽」に掛けて ) 大尽のとりまき。転じて、多くの眷族(けんぞく)。多くの配下
    1. [初出の実例]「能が済んだと出入りの者・兵法使ひ座頭茶の湯者古道具屋、大酒・食悦おかげを蒙る八十末社」(出典:浄瑠璃・淀鯉出世滝徳(1709頃)上)

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