八尾座村(読み)やおざむら

日本歴史地名大系 「八尾座村」の解説

八尾座村
やおざむら

[現在地名]八尾市南本みなみほん町六―八丁目・高美たかみ町四―七丁目など

別宮べつく村の南、八尾八ヵ村のいちばん南にあたる。若江郡に属し、西は渋川郡植松うえまつ村、南は同郡安中やすなか新田を経て、すぐ長瀬ながせ(旧大和川の本流)となる。大和川の付替えまでは堤防に接していたことになる。八ヵ村を結ぶ街道は、ここから川を渡って老原おいはらへ抜け、田井中たいなか方面へ向かう。南北朝以来の八尾城が当地にあったと伝え、じようあとなどの小字名がある(大阪府全志)。また最近の調査では津官つかんという小字もあり、大和川の舟運に関する役所のあった所とされる。ただし八尾城西郷さいごう説もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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