日本大百科全書(ニッポニカ) 「八峰(町)」の意味・わかりやすい解説
八峰(町)
はっぽう
秋田県北西部、山本郡にある町。2006年(平成18)山本郡八森町(はちもりまち)、峰浜村(みねはまむら)が合併して成立。北は青森県、東と南は能代(のしろ)市と接し、西は日本海に面する。北部から東部にかけては白神山地で、藤里町や青森県の世界自然遺産登録地に連なっている。JR五能(ごのう)線、国道101号が通じる。
北部を占める八森地区は漁業が盛んで、ハタハタ漁で知られる八森、岩館(いわだて)の漁港がある。海岸は八森岩館県立自然公園に指定されている。また真瀬川(ませがわ)上流で発見された銀山は、江戸時代には大いに栄えた。白神山地の一部は秋田白神県立自然公園になっている。南部の峰浜地区の塙(はなわ)川、水沢川流域は水田地帯で米単作農業が行われ、ほかに、ナシやメロンの栽培、シイタケの生産がみられる。面積234.14平方キロメートル、人口6577(2020)。
[編集部]
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