八放珊瑚類(読み)はっぽうサンゴるい

最新 地学事典 「八放珊瑚類」の解説

はっぽうサンゴるい
八放珊瑚類

学◆Octocorallia

刺胞動物門花虫綱の一グループ。八射サンゴ類とも。ポリプに8枚の隔膜および羽状の小突起がある8本の触手を有する。現生の八放サンゴ類はウミトサカ目・アオサンゴ目・ウミエラ目に分類される。わずかな例外を除き群体を形成する。共肉中に方解石からなる微小骨片をもつ種類が多い。骨格をもたないグループはソフトコーラルと呼ばれる。ウミトサカ目のアカサンゴ類のように方解石の骨軸をもつグループや,アオサンゴ目のアオサンゴ類のようにあられ石の骨格をもつグループもある。また,ウミトサカ目のイソバナ科のように,骨片同士の癒着や骨片と角質から骨軸が形成されたり,ウミトサカ目のトゲヤギ科のように,角質からなる骨軸が形成されたりする場合がある。アカサンゴ類は古くから宝石・装飾用に利用。カンブリア系からウミエラ様の化石が,オルドビス系からウミトサカ由来の骨片が産出し,八放サンゴ類は古生代にある程度繁栄していた。現生のものは浅海から深海まで広く分布する。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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