八月四日の夜(読み)はちがつよっかのよる(その他表記)Nuit du 4 août

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「八月四日の夜」の意味・わかりやすい解説

八月四日の夜
はちがつよっかのよる
Nuit du 4 août

フランスの国民議会がアンシアン・レジーム下の身分的・地方的諸特権を一挙に廃棄するとともに,領主地代の有償廃止を決定した宣言日の 1789年8月4日をさす。この年の7月「大恐怖」と呼ばれる農民一揆が,全国的規模で激化した。この蜂起は,反領主的性格の点ではブルジョアジーの利害と一致していたが,領主地代廃止を求める農民の攻撃は,有産者一般に不安を与えた。このため,国民議会はノアイユ子爵らの自由主義貴族とブルジョアジーとの妥協に基づいて宣言を発した。この宣言は8月 11日までに封建的諸権利の廃棄の法令として成文化された。

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