八王子宮(読み)はちおうじぐう

日本歴史地名大系 「八王子宮」の解説

八王子宮
はちおうじぐう

[現在地名]土佐山田町 長谷川丸

なべ山の南麓に鎮座し、祭神は大己貴尊・国常立尊・天忍穂耳尊・訶志古根尊・国狭槌尊・伊弉冊尊・伊弉那美尊・瓊瓊杵尊。旧郷社。

社記によれば文明元年(一四六九)野口寄長なる者が楠目くずめ城主山田氏の命を受け、近江国東坂本より山田やまだ郷の中心、山田村の八王子に勧請したと伝える。天正一六年(一五八八)の山田郷地検帳には近世の山田村にあたる地域に八王子の地名が記され、宮床の記載はないが八王子宮ノ前などの地名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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