八穂蓼を(読み)ヤホタデヲ

デジタル大辞泉 「八穂蓼を」の意味・読み・例文・類語

やほたで‐を【八穂×蓼を】

[枕]多くの穂のついたタデを刈って積む意から「穂積ほづみ」にかかる。
「―穂積朝臣あそ腋草わきくさを刈れ」〈・三八四二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 ワラ 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「八穂蓼を」の意味・読み・例文・類語

やおたで‐をやほたで‥【八穂蓼を】

  1. 多くの穂の出た蓼を摘む意で、「穂を積む」と同音人名の「穂積(ほづみ)」にかかる。
    1. [初出の実例]「童(わらは)ども草はな刈りそ八穂蓼(やほたでヲ)穂積の朝臣(あそ)腋草(わきくさ)を刈れ」(出典万葉集(8C後)一六・三八四二)

やほたで‐を【八穂蓼を】

  1. やおたでを(八穂蓼━)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android