穂積(読み)ホヅミ

百科事典マイペディア 「穂積」の意味・わかりやすい解説

穂積[町]【ほづみ】

岐阜県南西部,本巣(もとす)郡の旧町。濃尾平野北西部の長良川揖斐川(いび)の両川にはさまれた輪中(わじゅう)地域を占める水田地帯で,住宅地工場進出している。東海道本線,樽見(たるみ)鉄道が通じ,岐阜・大垣両市への通勤者も多い。2003年5月,巣南町と合併して瑞穂市となる。16.44km2。3万5076人(2000)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「穂積」の意味・わかりやすい解説

穂積
ほづみ

岐阜県南西部、本巣郡(もとすぐん)にあった旧町名(穂積町(ちょう))。現在は、瑞穂(みずほ)市の東部を占める一地区。1948年(昭和23)町制施行。1954年本田(ほんでん)、牛牧(うしき)の2村と生津(なまづ)村の一部と合併。1957年巣南(すなみ)村の一部を編入。2003年(平成15)巣南町と合併、市制施行して瑞穂市となる。旧穂積町地域は、長良川(ながらがわ)の西岸扇状地から三角州へ移り変わる地点に位置し、輪中(わじゅう)地帯の上流部にあたる。中心地区はJR東海道本線穂積駅付近に広がる。国道21号が通じる。繊維工業、土石製造業などをはじめ、工業もかなり発達。岐阜、名古屋方面への交通の便がよく、地域外への通勤者が多い。近年人口増加が著しい

[上島正徳]

『『穂積町史 史料編』2冊(1977、1978・穂積町)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「穂積」の意味・わかりやすい解説

穂積
ほづみ

岐阜県南西部,長良川中流部の輪中地帯にある地域。旧町名。 1948年町制。 1954年牛牧,本田の2村および生津村の一部と合体。 2003年巣南町と合併して瑞穂市となった。米作富有柿の栽培,養鶏が行なわれていたが,繊維,縫製工場が進出,岐阜,大垣両市の中間にあり,住宅地化も著しい。第2次世界大戦前はコリヤナギを栽培し,柳行李の特産地として有名であった。 JR東海道本線,国道 21号線が通る。

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