八講開(読み)はつこうびらき

日本歴史地名大系 「八講開」の解説

八講開
はつこうびらき

[現在地名]下村八講

摺出寺すりでじ村の西、鍛治かじ(新堀川)右岸に位置する。寛永九年(一六三二)うしくび用水開削に伴ってできた新田で、小白石こじらいし(現小杉町)の五右衛門が開いたという。正保郷帳付箋に記載される「八島新村」のうちの「八江野開」が当村にあたるとみられ、他の四新村と合せて高一〇三石余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では小白石村に含まれており、草高二六〇石(免二ツ七歩)の八講開と寛文二年八講開新田高一八石の二筆が記されている。寛保二年(一七四二)の百姓家数二・頭振家数七、神明社を祀る(「高免等書上帳」折橋家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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