共同通信ニュース用語解説 「八郎潟干拓」の解説
八郎潟干拓
戦後の食糧不足解消と、新村建設による大規模農業の推進などを目的に、1957~77年に実施された国営事業。当時日本で琵琶湖に次ぎ2番目に広い湖だった秋田県の「八郎潟」は、最大水深が4~5メートルと浅いなど干拓に有利な条件を備えていた。湖の面積のうち約80%を総延長52キロの堤防で囲み、水をくみ出して約1万7千ヘクタールの干拓地が誕生した。20年の歳月と総事業費約852億円が投じられ、「世紀の大事業」と呼ばれた。
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