日本大百科全書(ニッポニカ) 「八釜の甌穴」の意味・わかりやすい解説 八釜の甌穴やかまのおうけつ 愛媛県中東部、上浮穴(かみうけな)郡久万高原(くまこうげん)町の仁淀(によど)川支流黒川にある甌穴群。特別天然記念物。甌穴は河川の流量・流速・勾配(こうばい)、河床の地質などによって形成される円形凹地であるが、八釜の甌穴は大小30個の甌穴からなり、最大のものは直径、深さがともに12メートルに達し、全国有数の甌穴である。右岸に八つの甌穴が並んでいることから八釜の名がある。[深石一夫][参照項目] | 甌穴 | 久万高原(町) | 柳谷 八釜の甌穴群 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例