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甌穴 おうけつ pothole

翻訳|pothole

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

甌穴
おうけつ
pothole

ポットホールともいう。川の浸食によって生じた円形の穴。河床の軟弱部に水流の浸食が働いて浅いくぼみができ,この中に礫が入ると渦流によって回転して円形の穴が拡大し,礫も摩滅して丸く縮小する。

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デジタル大辞泉の解説

おう‐けつ【×甌穴】

河床の岩盤にできる円筒形の穴。岩のくぼみや割れ目に小石が入り込み、回転して深く削られたもの。ポットホール。かめあな。

かめ‐あな【×甌穴】

おうけつ

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百科事典マイペディアの解説

甌穴【おうけつ】

ポットホール,かめ穴とも。河床の岩盤に見られる釜(かま)状の穴。岩のくぼみや割れ目が渦流により深く成長したもの。海岸にもできる(海食甌穴)。中に岩盤を削ったと思われる丸い小石がはいっていることが多い。
→関連項目奥津[町]安富[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

おうけつ【甌穴 pot hole】

河床や海岸で,硬い岩石の露出している場合に岩盤の表面に生じるほぼ円形の穴。かめ穴,大釜,ポットホールともいう。穴の大きさや深さは大小さまざまで,数cmから数mに及ぶものまである。穴の中には丸くなった石が入っていることが多い。岩盤の表面に節理や割れ目があると流水や波の浸食がその弱い部分に集中して,周囲よりも早く削られてくぼみを生ずる。このくぼみに石が入りこむと,流水や波の渦といっしょになって石がくぼみの中で回転し,しだいに円形の穴に拡大して甌穴になると考えられている。

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大辞林 第三版の解説

おうけつ【甌穴】

川底の岩盤や波食台に掘られた円筒形の穴。岩盤のくぼみに入った小石が流れで回転して岩石を削ってできる。埼玉県長瀞ながとろ、長野県寝覚ねざめの床とこ、神奈川県江島の隆起海食台上のものが有名。かめあな。ポット-ホール。

かめあな【甌穴】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

甌穴
おうけつ

河床や河岸が硬い岩盤からできている場合に生ずる円形のくぼみ。かめ穴、ポットホールpot holeともいう。岩盤の表面に凹凸があると、そのくぼみに落ち込んだ礫(れき)が渦流によって回転し、岩盤を削って円筒形の穴を掘る。甌穴の底には摩耗した丸い小石が残っていることもある。甌穴の直径は数センチメートルのものから十数メートルに及ぶものまであり、深さも数メートルに達するものがある。木曽(きそ)川の寝覚ノ床(ねざめのとこ)、荒川の長瀞(ながとろ)付近の甌穴が有名である。なお、波の作用によって生ずる甌穴を海食甌穴、氷河性河流による甌穴を氷河臼(きゅう)という。山茂美]

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世界大百科事典内の甌穴の言及

【浸食作用】より

…溶食は石灰岩地域や熱帯に顕著である。急流の谷床にみられる甌穴(おうけつ)(ポットホールpothole)は,局部的に生じた渦流がそれに巻き込まれた礫を削磨材としてつくる円形のくぼみで,径,深さとも1mをこえるものもあり,削磨の典型的なものである。河食については谷床を深める下方浸食と谷幅を広げる側方浸食,さらに谷頭の方向に後退的に谷を伸ばしていく谷頭(こくとう)浸食の3種類が浸食の方向に関連して区分される。…

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