公儀立(読み)こうぎだて

精選版 日本国語大辞典 「公儀立」の意味・読み・例文・類語

こうぎ‐だて【公儀立】

〘名〙 (「だて」は接尾語)
① ともすれば公儀へ持ち出そうとすること。わざわざ表沙汰にしたがること。
浮世草子新可笑記(1688)一「身のためならぬ事を物好なる公儀(コウキ)だて」
② ともすれば公儀の威光を振り回しがちであること。すぐ権威をかさにきること。
※咄本・百物語(1659)上「なりあがり人は〈略〉公儀(コウギ)だてをすることかたはらいたき者也ける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android